2008年11月アーカイブ

ドウダンツツジ

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炎のドウダンツツジ

20081122doudan.jpg 紅葉の話題はもう時期が過ぎているかもしれませんが、温暖な横浜は11月下旬の今、やっと見ごろを迎えています。雨がぼそぼそ降る連休最終日、傘をさして近所の公園のささやかな紅葉を見に行きました。

黄色いイチョウやふわふわのススキ、名前の分らない赤く染まったツタの葉などがあり、狭いながらもなかなかの景色を楽しめました。その中でも圧倒的な存在感で目立っていたのがこの、炎のようなドウダンツツジです。

入り口から公園を取り囲むように群植されているこの木のおかげで、公園全体が真っ赤に染まっています。触ったら燃え移ってきそうな茂みにこわごわと近づき、一枝折って家に持って帰ってきました。今、パソコンの横に置いている枝はやはり真っ赤で、公園で見たときと変わらずに燃えています。

もう少ししたら、クリスマスの飾りを出す時期です。それまでの短い間だけれど、燃えるようなこの枝を部屋に飾って楽しませてもらおうと思います。

◆ドウダンツツジ ◆満点星躑躅、灯台躑躅 ◆Enkianthus perulatus
◆ツツジ科ドウダンツツジ族 ◆樹高1から2メートル
◆本州、九州、四国に分布

ニラ

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結実

nira.jpg 秋の初めに白い花を咲かせていたニラが、種をつけました。

葉を料理に使いたくて育てていたので、ベランダでは目立たない存在です。秋のはじめに咲いていた白い花が散ってからはわざわざ覗き込むようなこともなく、ニラレバ炒めを作るときにお世話になるくらいでした。

11月に入ってからは、なんだかカサカサした白いものをつけているなとは思っていましたが、こんなに立派な種をつけていたなんてびっくりです。

日当たりも悪く強風のベランダです。環境に恵まれないので、野菜類は葉を収穫させてもらえるだけで十分、開花や結実までは期待していませんでした。それなのに、こんなに黒々と、見れば見るほど惚れ惚れする、立派な種です。

気がつくのが遅かったせいで、半分くらいは風で飛んでいってしまいました。横浜の強風にのってどこへ飛んでいったのでしょう。運良くふかふかの土の上に落ちれば、芽を出すことができるかもしれません。

ベランダの鉢の上にもひとつくらい落ちて、そのうち芽が出てくるかもしれないと期待しています。

ツワブキ

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晩秋

tuwabuki.jpg 11月も中旬となり、冬はもう目の前です。ベランダでは黄色いツワブキの開花が始まりました。

控えめな印象のある植物で、うつむきがちな姿ですが、明るい黄色の花が開くと、いきなり日が差し込んだような暖かさが感じられます。

日陰でもよく咲くので、近所のお宅の玄関先や庭の隅などによく植えられています。日本の晩秋を彩る代表的な野草のひとつといえるでしょう。

つやのあるフキのような葉から「つやぶき(艶蕗)」いわれ、それが変化して「つわぶき(石蕗)」になったのだと、植物の本に書いてありました。古くから庭先などに植えられていて、かつては葉を火にあぶって打撲、筋肉痛などの湿布薬として使われていたそうです。食用となっている種類もあるなど、日本人の生活によくなじんでいる野草です。

狭いベランダでは、日当たりが少なくても元気に育ち、毎年開花してくれるのは本当にありがたいことです。湿った土を好むので、水切れさせないよう気をつけて育てています。

◆ツワブキ(石蕗) ・ツヤブキ ◆学名 Farfugium japonicum ◆英名 JapaneseSilverLeaf
◆キク科  多年草 ◆花期 10?12月 ◆分布 本州・四国・九州・沖縄 ◆花径 約4cm

野紺菊

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野に咲く菊

晩秋となり、朝晩冷たい空気を感じるようになりました。ベランダでは紫色の野紺菊の花の色が冴え冴えとして、冬が近づいて来たことを知らせてくれます。秋のあいだじゅう元気で咲いていたこの花も、そろそろ盛りを過ぎました。nokongiku.jpg

ベランダで育て始めて、10年近くになります。水切れさせないように気をつけている程度ですが毎年10月になるとすぐに開花し、秋の終わりまでずっと咲いています。

野菊の代表種で、この中から濃い紫色の美しい品種を選抜したコンギクという園芸品種があるそうです。園芸ショップでは野紺菊という名札がついていましたが、ベランダで咲く花は濃い紫色でとても美しいのです。コンギクではないかと色々調べたところ、コンギクと野紺菊の境界線はあいまいだということを知りました。

同じ仲間にユウゼンギクというのがあり、開花時期が同じで色合いや姿が華やかなので、園芸店などでは目立つところに置かれてもてはやされています。野紺菊はどちらかというと地味で野草コーナーに置かれていたりしますが、野の花の風情を残しているという点では野紺菊のほうが勝っているでしょう。

草丈が低く、茎も葉も細いので、ベランダの強風もらくらくと乗り越えてくれます。とても丈夫で、水切れさせない程度にめんどうをみているだけで植え替えも一度もしていませんが、いつも元気で、毎年たくさんの花が咲きます。

過酷な環境のベランダの中で風当たりも照り返しも一番強い場所に置いています。ときどき申し訳なくなり、野生に返してあげたいなどと思います。秋の盛りの野や山に、この紫色の小花が一面に咲いていたら、素敵ではないでしょうか。

◆和名・流通名 ノコンギク(野紺菊) ◆学名 Aster ageratoides ssp. Ovatus
◆キク科 シオン属 ◆本州、四国、九州に分布する。 ◆花期: 8?11月 日当たりを好む
◆花径:2?2.5cm、高さ:50?70cmほど ◆ダルマギク、ユウゼンギクなどが近縁

金のなる木

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金のなる木を咲かせる方法


kanenonaruki.jpg 100年に1度の景気の悪さだそうですが、我が家ではベランダで育てている「金のなる木」がたくさんつぼみをつけているので、ちょっとワクワクしています。

金のなる木というのは、ベンケイソウ科クラッスラ族ポルツラケア郡の一群の多肉植物の中の、花月錦、華花月などの属名です。お金が実るということはなく、観葉植物として大量に栽培され、5円玉のコピーを取り付けて売り出されていたことから、このような名がついたそうです。丈夫で栽培に手がかからないので、都心でもいたるところでこの植物が鉢植えで栽培されています。

ほっておいても育つくらいに丈夫ですが、「どういうわけだか咲かない」という声が意外に多く聞かれます。我が家の金のなる木は育て始めて7年目になりますが、ベランダにやってきて3年目くらいまでは咲きませんでした。「どうして咲かないのか?」といろいろ調べたところ、考えられる原因は3つあるようです。

1. 種類が原因。金のなる木には花が咲きやすいタイプと咲きにくいタイプがある。
2. 木がまだ若く、花を咲かせるほど成熟していないことが原因。
3. 管理のしかたが悪いのが原因。

咲きにくいタイプだったり、木が若いなどの場合は仕方がありませんが、覚えておきたいのは咲かせるための管理の仕方です。植物辞典やインターネットなどで調べ、自分でもいろいろ試してみたところによると、金のなる木を咲かせるには、あまり手をかけすぎないほうがいいようです。

特に水のやりすぎには要注意で、8月のお盆過ぎから10月末までは水やりを控えます。秋の長雨にさらしたりしないように、屋根のある場所で管理することをお勧めします。梅雨明けが遅く、熱帯夜が9月上旬まで続き、夕立が多い年は花が少なくなるそうです。

それ以外では、肥料の与えすぎでも花が少なくなるとのこと。水も肥料も与えすぎに気をつけて、乾かし気味に管理するのがいいということでしょう。我が家のベランダは屋根があり乾燥気味で、住人は忙しく水遣りが精一杯でめったに肥料をあげられません。金のなる木にとってはよい環境ということになります。

横浜は温暖なので冬でも戸外に出しっぱなしですが、寒い地方では冬は屋内に取り込み、窓辺などの日の当たるところに置き、乾かし気味に管理します。暖かい室内でこの花が咲いていたら、何はなくとも小さな幸せを感じることができるかもしれませんね。

ベランダの金のなる木が最初に咲かなかったのは木が若すぎたからでした。4年目から咲くようになり、1年ごとに株も大きくなり花数も増えて、7年目の今年はほんとうにたくさんつぼみがつきました。開花は冬ですが、つぼみを見ているだけで楽しくて仕方がありません。

不景気で不安な年末年始を迎えようとしています。この金のなる木をそばに置いて、ささやかな幸せを味わってはいかがでしょう。

◆ベンケイソウ科クラッスラ族ポルツラケア郡 ◆花華月 ◆常緑低木、多肉植物
◆原産地:南アフリカ

侵略者


awadachisou.jpg この時期あちこちで見かける背の高い黄色いお花は、セイタカアワダチソウといいます。

明治の終わりごろにアメリカからやってきたそうです。たくましい繁殖力であっという間に日本全土を覆ってしまいました。

河原や空き地、道路沿い、そして気がつくとお庭にも堂々と入り込んできます。ベランダの小さな鉢の上にも今シーズン一株育っていて、黄色い姿で秋風に揺れています。

背が高く見るからに丈夫そうなこの花は、他の植物の生長を阻害する物質を体から出しているそうです。広い空き地にたった一株入り込んだセイタカアワダチソウのおかげで他の植物が成長できなくなります。してやったりとばかりに地上茎を伸ばして繁殖し、大群落を作っています。

ススキで一杯だった空き地にあるとき突然この黄色い花が一株出現し、次の年には半分くらい、そしてその次の年には100パーセント占領されてしまったこともありました。我が物顔の怖いもの無し、まるで侵略者のようです。

たくましさゆえに日本では憎まれもののセイタカアワダチソウですが、最近は少し元気がないという噂もあります。自分自身から出す成長を阻害する物質によって、自ら滅んでしまうこともあるとか。

繁殖しすぎて自らが根を張る土壌の性質が変わり、あまり成長できなくなったという話も・・・なんだかかわいそうになってきました。自宅近くの駅前で、この”黄色い軍団”に遭遇し、目の前にあった小さな一株に向かってたたずんでしまいました。黄色い細かいお花はそばでみると意外に優しい感じです。

・・・ふと肩をたたかれて振り返ると、たくましいセイタカアワダチソウが後ろに一株。2メートルくらいあろうかと思われます。出て行けと言われているような気がしてなんだか怖くなり、急いでその場を離れました。

一生懸命生きているだけかもしれませんが、ちょっと怖いですね。離れて見ているのが一番。群れをなしている黄色い姿は雄大でとても美しいです。

◆セイタカアワダチソウ(背高泡立草) ◆キク科 多年草 ◆草丈150cmから250cm 

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